平取、白老、苫小牧1

思い立って札幌のキュレータ大友さんと小旅行に行ってきました。
二風谷、白老のアイヌコタン、飛生アートキャンプ、樽前artyに立ち寄った。

今回一番のショックは、二風谷ファミリーランドが無くなっていて、代わりの小綺麗な温泉の食堂に入ったものの、サイコロステーキが消えていたこと。

博物館の展示や人のお話しや自分の見た風景によって、巡っていたあの一帯が樽前山の火山灰が降り積もる平野地帯だったことを知れたのがよかったです。

古い森は広葉樹林なんだろなーと思って見てたんだけど、ミズナラ、イタヤカエデ、シナノキが極相になるぽい。二風谷界隈は地質的にもアイヌの文化的にも、シナノキよりはオヒョウニレが勝つところなのかもしれない。
博物館などで平取の元々の森の様子が記述された解説の情報を読み解くと、元々樹間が狭いらしく、二風谷集落の界隈は広葉樹林帯、少し登ると針広混交林帯になるらしい。
お邪魔した飛生の森の土壌はよく見ると笹が負け始めていて、シダ植物の群落に移り始めていて、時の移り変わりが見えてきていてよい感じでした。
他にどんな要素があるのかきちんと知らないと語れないけれど、短い間隔で噴火という攪乱要素のある土地なので、二百年とか三百年くらいのスパンで森の更新が起こっていそう。地形と森のストーリーを何パターンか想像し、沙流川や樽前山が草木鳥獣虫魚に与える影響がどれほどか窺い知れました。

今回のエリアは何度かお邪魔していたけど、今回はそういう視点でも物を見れて面白かった。羅臼で森の勉強しててよかったです。


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